「ねえリョウ」
「あ?」
「明日の朝食何がいい?」
「んなもん食えりゃなんでもいいよ」

何も纏わぬ肩をひやりと秋風がなぜる
身震いしたあと僚の匂いのする布団に潜り込んで、足を絡ませた。

「窓、閉めるか?」
「ううん。このままでいい」

先程までの情事にほてる胸板に擦り寄る。
いつものように、温かい掌で髪の毛をくしゃりとされた

「じゃあ、明日のお昼は?」
「何でもいい」
「うちで食べるの?」
「ああ」
「珍しい」
「もっこり美女も秋になって露出が少なくなってきたしぃー、たまにはナンパをお休みしよっかなー、なんて」
「これは明日雨が降るわ」
「んだと」
「素直に私といたいって言いなさいよ」
「誰が言うか、そんなこと」
「ふふふ」
「何が可笑しいんだよ」
「明日はちょっと早起きして朝から張り切っちゃおうかしら。そうなると伝言板を見に行くついでに買い物にも行かなきゃならないわ・・・もちろん僚もついてきてよね」
「やなこった」
「いいじゃない、たまには。よし、決まりね!そうとなったら早く寝なきゃ」
「ちょっと待て香、」
「ん?なに?」
「まだ一発しかしてないだろうが」
「馬鹿なこと言わないでよ!あんたは一発が長すぎなのよ!」
「今更何を言ってんだ。とにかく俺はまだ足らん」
「己は一人でやっとれ!」
「断固として譲らん!このナニをどうしろと?!」
「きゃあ!やめてよ変態!」
「それもこれもお前がいつまでもそんな格好で擦り寄ってくるからだろうが!」
「なんで私のせいなのよ!とにかく私はもう寝るわよ!」
「それは許さん!」
「ちょっとおー!」

結局朝食どころか昼食まで食べそこなることとなる。これは後日襌。



(あんたの絶倫ぶりには相変わらずびっくりだわ)
(俺はまだまだイケるぜー?)
(いっぺん逝ってこい)
(うぎゃー!)


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